一方、イヌとは対称的に姿をほぼ変えず生き延びた種もある。イヌと並びペットとして高い人気を誇るネコだ。ネコの歴史もイヌと同じくミアキス類から始まる。しかし地球の寒冷化で草原に適応し進化したイヌとは異なり、ネコ類は森林にとどまり続けた。その後、今のネコ類にたどり着くまでにさまざまな種類が現れたが、犬歯が長かったなどの特徴はあれども、全体的には現生のネコ類と変わらぬ姿をしていたらしい。一体これは何を意味 ...
「アリやシロアリを食べる哺乳類」と聞くとアリクイを連想する人が多いはずですが、アリをよく食べるMyrmecophagy(アリ食性)の哺乳類はアリクイ以外にも存在します。そんなアリを食べる性質を持つ哺乳類は、約6600万年前の恐竜絶滅から12回にわたっ ...
2026年10月にはアルメニア・エレバンで生物多様性条約COP17が開催される予定だ。日本企業は世界的に見てもTNFDレポート開示の対応を積極的に進めているが、今年は「開示」から「実装」へとフェーズを移していくことが求められる。将来を見据えた時間軸で ...
ダーウィンの自然選択説に基づく従来の生物学では、遺伝子同士の競争を前提に、強者が弱者を搾取していると見なされてきました。しかし、共生関係の中にコストを負担しない寄生者が現れても、その関係が崩壊せずに維持される理由は説明ができません。本書は、著者自身の ...
化石記録を見ていると、ひときわ明確に浮かび上がってくる進化のパターンがある。現代の哺乳類の大半は、氷河時代の祖先と比べて、体が大幅に小さくなっているというパターンだ。ところが、シロナガスクジラ(学名:Balaenoptera ...
グローバル化とデジタル化が進む中、変化の激しい時代に対応するため、歴史や哲学を含むリベラルアーツ(教養)の重要性が再認識されている。本連載では、『世界のエリートが学んでいる教養書 必読100冊を1冊にまとめてみた』(KADOKAWA)の著書がある ...
ダーウィンの『種の起源』は「地動説」と並び人類に知的革命を起こした名著である。しかし、かなり読みにくいため、読み通せる人は数少ない。短時間で読めて、現在からみて正しい・正しくないがわかり、最新の進化学の知見も楽しく解説しながら ...
祖先は海の中の生物? 地球上にいるすべての生物は、厳密に言うと起源は海ってことになります。最も初期の生物が陸へ這い上がり、さまざまな動物や昆虫へと進化したからです。長い間、科学者たちはクモやその近縁種も陸に上がってきてから誕生し ...
昨今、注目が高まっている「動物行動学」について、わかりやすく学べる超入門書『君たちはなぜ、そんなことしてるのか? 東大准教授のひそやかな動物行動学講義』が発刊されました。 鳥や虫、魚、哺乳類、単細胞生物まで多種多様な動物の行動や生き ...
「文系のための科学本ガイド」は、「科学の一般読み物を、もっとたくさんの人に楽しんでもらいたい!」そんな思いから生まれた、リレー形式の書評連載です。毎回、異なる評者の方が「これは面白い」「これは役に立つ」という科学の本を1冊ずつ紹介して ...
1990年代半ばにプエルトリコで初めて報告されて以来、家畜の血を吸う謎のモンスター「チュパカブラ(ヤギの血を吸う者)」のうわさはメキシコや米国南西部、さらには中国でも爆発的に広まった。しかし、こうしたうわさは"進化論"によって説明がつくという。2023年にも米国テキサス州で生きたチュパカブラの目撃証言が相次ぎ、ネッシーやビッグフットに比べると、はるかに研究しやすい存在だ。ほとんどのケースでは、 ...